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2013年5月21日火曜日

戻りたい‥と悩んでいる方たちへ

チェルノブイリ事故後から保養活動を続けてらした方から・・・

避難した人だけでなく心ある全ての人に響く文章だと思います。

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戻ることで、出たいと内心思っている人たちをあきらめさす
戻ってももどらなくても、地獄です。
じゃ、どうしたらいいの?
原発事故と言うのは、人の人生を切り裂くものなのです。

家族関係も、友達関係も、親戚も、あたたかいそのぬくもりもずたずたにきりさきます。それは私を包むものなのに。
そして、私の時間軸を全部切り裂いていきます。
子供のころからの努力、学歴、キャリア、それまでの人生の縦のながれも全部、水の泡にする。
誰が悪いの?
悪いとか悪くないとかじゃなく、チェルノブイリでも27年たっても移住した人の傷がいえることはないと私は思います。


移住した母親たちの時間は、移住した時から止まっている。
せめてもの救いは、子供たちが次の時間の世界を歩きだすことだ。
大人のほうが適応能力がなく、不幸の中にとどまることが多い。
無理に引っ張りも出せない。

あまりにも、原発事故の後遺症というのは、大きく深い。

これから何も知らずに失われていく命だとか、難病奇病に苦しんでも誰からも理解されない人たちとか、そういうすべてが心に重くのしかかり、傷をますます深くえぐっていく。

私たちにできることは子供たちにせめて未来へのバトンを渡すことだけだと気づく。自分のキャリアも欲も、怒りも絶望も全部横へ置いて、とにかく守るしかない。
自分が悲しんでいるうちはまだ序の口だと思う。
悲しもうがなにしようが、子供だけは守らないといけないと思います。

この虚構の、無の世界ではなく、生きとし生けるものがイキイキと生をまっとうできるために。
子供にとってのたからである母親の笑顔が失われることが、子供にとっていちばんつらいことだと思う。
子供は自分の身体が病気になっても、それでも親を乞い慕うだろう
大人のやるべきことは‥、わかるよね‥。

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