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2012年7月31日火曜日

7月29日(日)脱原発・国会包囲デモに参加した人の手記



お母さんを自宅で介護されている方の国会包囲デモに参加された時の手記です。
リンクのパノラマビューも一見の価値あり。

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母をおいて出られないので、車椅子の母を連れて参加。
警官に前進を遮られてギュウギュウ詰めの歩道で動きが取れずどうなることかと思いましたが、
周囲の皆さんがウチワで母を煽いでくださったり、
若いお嬢さんが凍ったジュースをくださったり、
最終的には皆さんが次々と声をかけて道をあけて車道に出してくださって、
車道を疾走して帰ることができました。

どういう方々が集まっているのか、母も私も体感しました。
みなさん、ありがとうございました。

 それにしても、日曜に国会を包囲するという、
ただそれだけの意思表示を妨害するというのは、
民意の前でどうしていいのか金輪際わかっていない
「政治」の不様さを見る気がしました。

包囲しようができまいが、
これだけの人びとが集まっているという事実は動かず、
誰の目にも明らか。

「政治」のこの陳腐な恐れ方は情けなるばかりです。
私たちに向き合う胆力がまったくないことを発信するばかりです。

7月29日の国会大包囲網デモのパノラマです。
Googleストリートビューと同じ方法でご覧いただけます。
http://nobphoto01.sakura.ne.jp/qtvr/houimou2012/houimou2012.07.29.html

空撮はこちらから見れます。時間がない方は30分過ぎからでも・・・。
http://hibi-zakkan.sblo.jp/article/57323766.html

分からず屋の大人さんへ(都内のお母さんの叫び)

私たち母親は 日々不安との隣りあわせで子育てをしています。

何が不安・・・・・。
それは、子どもの健康や 子どもから笑顔を奪ってしまう事。
病気になったり、成長する上で様々な困難が訪れてしまうかも知れない恐怖です。
昨年度の3.11以降 私たちは生きるという価値観がガラッと変わりました。
この世に生を受け産まれてきてくれた子どもたちへの感謝は、より一層増しました。

私達も今まで、色々な事を言われてきましたが
東京は安全、ストロンチムなんか東京には降っていない
過去の核実験の時の方が・・・なんたらかんたら
僕達は過去 今以上に被ばくをしているけど
こんなにピンピンしている
お母さん方が騒いでいるのは、風評被害ですよ!
放射能はもう飽きた~。あんたらが騒ぐからでしょ~。
少しくらいのセシウムなら体への影響はありません。

いいや違う。

子どもたちの異変に気づこうとしていないから分からない、知らないだけなんじゃない?
分かろうとしないだけなんじゃない?
区議さんや、都議さん、政治家さん、教育者の方々の中には
ちゃんと耳を傾けてくれる人もいる。でも 更なる大きな力で無かった事にされてしまう。
それがすごく腹立たしい。横柄な態度で、
「こんなんじゃ、子どもを守るなんて賛同できない」と堂々とおっしゃる人もいる。
失礼ですが・・・ 大人の事情に子供は関係ないでしょ。

誰さんと仲がいいから 私たちは助けられない・・・・・・・。

なんだそれ~ 子どものケンカですか~?

ただ 面倒だな~と思ってるだけですよね?

臭い物には蓋をしろ!って事ですか?
ずっと ずっと心の中に閉まってきましたが、
その発言!区民の皆様に
聞かせてあげたかった。

相手の顔色を伺い へいこら ビクビク 物事を決める!
ご機嫌を損ねたから この話題は出せない。話合えない。って・・・・・

子どもの未来が!健康が!!笑顔より 大人同士の顔色伺いの方が大事ですか?
街頭演説など拝見しますが、夢や希望を熱く語っているじゃないですか!
こんなんじゃダメだ!自分はこう思いますと!それは・・・その場だけの言葉ですか?
ある日突然 大人の事情で手のひらをコロッと返す。
しかも、こちらの意見は聞こうとしない。勝手に誤解し、疑い、手のひらを返す。
子どもを守る、守らなきゃと思う気持ちより、ご自分の立場や大人の事情を
優先させる事の方が大事なんですよね。きっと!
放射能問題は収束なんてしていない!これからが際も大きな問題です。
毎年の恒例行事でさえ、何事も無かったかのように行われています。

少々のセシウムだから大丈夫と大人の判断で 子どもたちは給食の牛乳を飲んでいます。
新学期に行われた身体測定結果などは、ご覧になりましたか?
子どもたちの身長の伸びが悪い、視力の低下、尿たんぱくの結果は、原発事故以前と
変わりはないですか?
風邪を引いていないのに咳をしている子どもは増えていませんか?
体温調節が上手にできないで この暑さの中「寒い」と訴えかけてる子どもはいませんか?
こうした子どもの異変に気づいて下さい。助けてあげて下さい。
学校内の放射線量が上昇している事に関心はありませんか?

うちの区よりも高線量地区への遠足、移動教室、遠足へ子どもを連れ出す際の
懸念はないのでしょうか?
セシウムが溜まっているであろう 泥がある池でのザリガニ取りは
危険だと思いませんか?(しかも学校の授業で)
授業でのよもぎ採取・・・・道端からの採取の物 検査されていない物を
子どもたちは何も知らず食べている姿を 直視できますか?
こうした不安と 多くのお母さんが心の中で戦っています。
どうか、母親の心の叫びに耳を傾けて下さい。
新学期が巡ってくるたび振り出しに戻されるって おかしいです。
一緒に放射能から受ける 人体への影響を学んで下さい!
何でもかんでも安全、安全と唱える講習会ではなく 
危険だと思われる重要な事を教えて頂ける、勉強できる講習会にも参加して下さい。

学校にいる間は 子どもの未来、健康、命を 預けているのですから
もっと真剣に向き合って欲しい。
あたかも 知識に詳しいような 誤った知識での解釈は 即刻やめて欲しい。
東京にも89万Bq(1平方キロメートル)のストロンチウムが降下した事実、
http://radioactivity.mext.go.jp/ja/contents/6000/5808/24/194_Sr_0724.pdf
セシウム、ヨウ素、その他の核種も 確実に降り注いだのです。

以前と同じ生活じゃ~ ダメなんだって事を分かって下さい 是非 知って下さい。
将来 胸を張って「あなただちを全力で守った」と自信を持って
言える大人になりましょうよ。 カッコいい大人に!!
私の心情を つらつらと書いてしまいましたが これが現実なのです。
世代交代の時が来た時に 分からず屋のあなたも 将来大人になる
今の子どもたちの助けが必要になるんですよ。
自分に出される食事が、フレッシュなセシウムやストロンチウム入りでも
文句は言いませんか?
体調が悪くなっても 「それは気のせいです」と言われ納得できますか?
鼻血が噴出しても 「鼻血くらい みんな普通ですよ」と言われ納得できますか?
体がだるくても 「なまけるな!ちゃんとしなさい」と言われ頑張れますか?
「あなたがおっしゃることは 全て風評被害です」と言われても我慢できますか?
放射能の塗れた砂を、1日小さじ1杯 口に含んだとしても 
内部被ばくの心配はありませんよと言われ
お孫さんを放射能が存在する公園で 不安なく遊ばせる事ができますか?

将来を担う子どもを守ると言う事は 

大人であるご自分たちの未来もかかっている事を 

お忘れなく・・

品川区の子どもたちを守る会のおかあさんより

品川

【脱原発 保守地盤揺らす】 山口県知事選の結果



【脱原発 保守地盤揺らす】 山口県知事選
(2012年7月30日 西日本新聞朝刊)から抜粋

西日本新聞は、九州でトップシェアを持つ福岡市の天神を拠点に多様な分野のニュース を報道している。

その西日本新聞が7月29日の山口県知事選の結果を報じました。
マスコミではまったくと言っていいほど取り上げられず、
東京の脱原発デモの会場でも??の人が多かったのが印象的でした。
そんな中、本ブログでも山口のお母さんたちへと応援メッセージを送ってきた、
飯田てつなり氏、大健闘であったと思います。

以下新聞記事抜粋・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

目を赤く腫らしていたが、最後まで笑顔は絶やさなかった。
「保守王国と言われる山口で、全く政党の支援を受けず、ここまで追い詰めるよい戦いができた。この成果を必ず明日につなげていきたい」。
29日夜、山口県知事選で敗戦の弁を語るNPO法人所長の飯田哲也氏の顔には達成感がにじんだ。
...
「脱原発」を掲げて自民、公明が推す元国土交通審議官山本繁太郎氏に挑み、善戦した。訴えは「既成政党離れ」の追い風を受け、保守王国を揺さぶった。

◆既成政党離れの風  飯田氏 「追い詰めた」

「奇跡が起こる余地はあります」。6月、立候補を迷う飯田氏は選挙プランナーの男性からこう助言された。根拠は世論調査。飯田氏は県内で知名度が高まれば支持率も伸びる可能性が高い。最後は「動物的な勘」で出馬に踏み切った。

6月下旬、数十人単位のミニ集会を各地で始めると、すぐに雰囲気が変わり始めた。「やっと選択肢ができた」「絶対変えて」。会場で次々と声をかけられた。97歳の女性は「初めて投票したい人に出会った」と手を握り締めた。集まったボランティアスタッフは延べ約1千人。資金カンパは2千万円を超えた。

持論の「脱原発」も、中国電力が計画する上関原発建設の「白紙撤回」だけでなく、自然エネルギーによる地域活性化策まで踏み込んだ。

期待した投票率。前回より上がりはしたが、奇跡が起こるほどではなかった。「それでも」と飯田氏は言う。「しがらみのない人たちに支えられた選挙。それがここまで広がりを持った。新しい足場はできた」

「本来は、もっと票差を広げるべきなのだが・・・」。初当選を決めた山本氏の万歳三唱後、自民県連幹部は複雑な表情を見せた。

「原発問題だけが県政ではない」「エネルギーの専門家に県政を任せられるか」。山本陣営は連日、「反飯田」のキャンペーンを展開。原発問題に争点を絞らせない戦術をとった。

狙い通りに進んだはずが圧勝できなかった。「脱原発票だけでなく既成政党離れが進んでいるのは間違いない。党が信頼回復できるのか、今が正念場だ」。幹部は表情を曇らせた。




【緊急拡散・パブリックコメント】*~8/4(土)農水省:モンサントの遺伝子組み換え農作物の承認について

こういうこと・・↓
モンサントの遺伝子組み換え食品・及び農作物は「原発」並に危険です!
これはとても深刻な問題です。
農水省がモンサントの遺伝子組み換え農作物の承認申請を承認しました。

詳しくはこちらの農水省のHP
(パブコメ送信もこちらからできます。) 
http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/nouan/120706_1.html

正式な許可が出る前に、パブコメに意見を提出して止めましょう!

放射能の影響(内部被ばく)を避ける食生活を否応なしに
選択していかなければならくなり、免疫力を高めなくてはと言われている今、
製造されている、その会社の社員食堂でさけられているGM食品を
どうして日本で承認されてしまうのでしょう?
 

以下参考リンクです。


===Website===

● モンサント社は日本固有の品種や米をGM化し、知的所有権を設定するだろう
http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-bd04.html
(ヨーロッパ、特にイタリアやフランスでは大半の地域でGM作物の栽培が禁止されています。)
◎ ハンガリーはGM大豆の畑を閉鎖した
◎ 南米ペルーでも、GM食品を10年間禁止する画期的法案が成立
http://naturalsociety.com/hungary-destroys-all-monsanto-gmo-corn-fields/

  ●モンサントは NaturalSocietyにより、2011年のワーストNo.1企業と認定された
http://naturalsociety.com/monsanto-declared-worst-company-of-2011/

● モンサントは従業員にはGM食品を食べさせない
http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-1108.html



===動画===
●アグリビジネスの巨人 モンサントの世界戦略 1:32:22
http://www.youtube.com/watch?v=PKgc3BkUVIQ


●NHK BSドキュメンタリー
「アグリビジネスの巨人“モンサント”の世界戦略 前編
原題:The World According to Monsanto 制作:ARTE (フランス 2008年)
http://www.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/080614a.html

「アグリビジネスの巨人“モンサント”の世界戦略 後編
http://www.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/080614b.html

●モンハンで知る「TPPの先にある恐怖モンサント」
ゲームの画面上での説明ですが内容は的を得ていて簡潔に非常に良く纏まっています。若年層、無関心層への拡散にも役立つと思います。
「1/2」8:32(5:40〜を推奨)
http://www.youtube.com/watch?v=CEMdQfeoajY

「2/2」 14:28 (全体的に推奨)(5:40〜モンサントと経団連米倉会長が取締役会長である住友化学株式会社との長期協力関係)
 http://www.youtube.com/watch?v=UeMd5iYE1Gk&feature=relmfu


2012年7月28日土曜日

学校給食用パン 小麦粉国産シフトへ


学校給食用パン 超強力「ゆめちから」+地場産 小麦粉 国産シフトへ 全パン連 (2012年07月19日)

 学校給食向けにパンを納入する製パン業者団体の全日本パン協同組合連合会(全パン連)が、全国の学校給食で使うパンの原料小麦を2013年度から、段階的に輸入から国産に切り替える体制づくりを本格化させた。超強力系品種の「ゆめちから」と各地域の中力品種をブレンドし、地域ごとのオリジナルパンとして提供することを計画。製パン、製粉、学校給食会といった関係者を集め製造方法などの研修会を開催中だ。輸入小麦粉より原料価格が高くなることが課題で、食料自給率向上へ国に支援を求めている。
(日本農業新聞 e農ネットより抜粋)

事故前からシフトの方向性ではあったようですが、なぜ今?。と思ってしまいます。

http://www.agrinews.co.jp/modules/pico/index.php?content_id=15509
こちらのニュースは食や農業に関して興味深い記事がたくさんあります。

【緊急拡散・署名】「新設・原子力規制委員会」の人事に問題が浮上しています。


新設「原子力規制委員会」の5人(田中俊一氏更田豊志氏、大島賢三氏、中村佳代子氏、島崎邦彦氏)の国会同意人事案が複数のメディアに報じられました。



しかし、このうちの3人は、明らかに「原子力ムラ」の人間であり、

現在までの原子力推進政策の責任者としてその責任を問われるべき立場にあります。


とりわけ田中俊一氏は、日本原子力研究開発機構 副理事長、

原子力委員長代理、原子力学会会長を歴任し、
長年にわたって「原子力村」の中心で活動してきた人物です。

事故後も原子力損害賠償紛争審査会では、最後まで自主的避難者への賠償に反対しました。
低線量被ばくリスクについての認識がなく、
「100mSvというのは健康に大きな影響がないということ。

このあたりをどう今後住民に、
折り合いをつけていただくかということが大変大事」と発言しています。

そのような人が規制委員長になると、6月末に国会で可決された
子ども・被災者支援法も活用しにくくなるどころではなく、
支援対象地域が年間1ミリシーベルト以上の地域(東京でも入る区域があります。)
は夢と消える可能性があるということです。

また、政府が決めた年間20ミリシーベルトの避難基準をそのまま帰還基準とし、
住民に20ミリシーベルト近い線量を浴びる暮らしを強いても構わないという考えです。

中村佳代子氏も、「低線量被曝では子供と大人で発がんリスクに差がなく、
原発事故による住民の被曝線量も十分に低い」と発言しています。

注1)2011年8月23日 第32回原子力委員会 議事録より
注2)読売新聞 2012年7月22日「原子力規制委員起用予定の中村さん、福島で講演」



これは、「原子力ムラ」の中心人物に「規制」を担当させるもので、
「利用と規制の一体化」に他ならず、「中立公正」でもなく、
国会での法案審議の趣旨を踏みにじり、
3.11の教訓から何も学ぶことなく、原子力安全行政に対して更なる国民の不信をもたらします。
また、低線量被ばくの影響をもみ消そうとする巨大な行政の力を加速させることとなります。

この署名を広くご紹介ください。 


★オンライン署名はこちらから 

(一次締め切り7月31日)




★オンライン署名集約先:
国際環境NGO FoE Japan
東京都豊島区池袋3-30-22-203 TEL 03-6907-7217 FAX 03-6907-7219
E-mail: finance@foejapan.org


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※関連情報:
【緊急事態】新設・原子力規制委員会に「原子力ムラ」の人選~国会議員に「同意しないで」と伝えよう!
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/post-5a71.html 

この人事案は、国会の同意を必要としています。
ぜひ、お知り合いの国会議員に、
規制委員会の人事に同意しないで!」と伝えていただければ幸いです。

とりわけ、民主党内でカギ握る鳩山・菅 元首相が反対すれば、多くの民主党議員がそれに同調する可能性があります。
ぜひ両氏に、「規制委員会の人事に同意しないで!」「白紙撤回を!」という声を届けてください。

◆鳩山由紀夫・元首相の議員事務所の電話/FAXはこちら
東京事務所
Tel: 3508-7334 Fax: 3502-5295
登別事務所
Tel: 0143-85-8103 Fax:0143-85-8599
こちらからも意見を送れます。

◆菅直人
東京事務所
Tel: 3508-7323 Fax: 3595-0090
武蔵野事務所
Tel: 0422-55-7010  FAX: 0422-55-7768  
こちらからも意見を送れます。


2012年7月26日木曜日

【拡散】ウルグアイ・ムヒカ大統領のリオ会議でのスピーチ

大人もしかりですが子ども達にとって持続可能な社会や未来をを考える上で
このスピ-チほどのすばらしい教材はないと思いました。
ぜひ子どもたちにも読んでほしいとおもいました。

6月20日から22日までブラジルのリオデジャネイロで開かれた「国連持続可能な開発会議」(リオ会議)でウルグアイのホセ・ムヒカ大統領が行った演説がネット上で話題を呼んでいる。
貧困層出身のムヒカ大統領は左翼ゲリラ活動を経て政党を設立し、2009年に現職に就任。今回の演説の日本語訳を載せたサイト記事では、演説時の様子について「ウルグアイのような小国の大統領は最後の演説者でした。彼のスピーチの時にはホールにはほとんど誰もいません」と説明している。
同記事はフェイスブックで4万2千回以上共有され、ツイッター上では「ちょっと考えさせられた」などの感想が書き込まれている。(オルタナ編集部=斉藤円華)  (YAHOOJAPANニュースより)

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ウルグアイは、南アメリカ南東部に北と東にブラジルと、西にアルゼンチンと国境を接する共和国で、南は大西洋に面している。ウルグアイはチリに続いてラテンアメリカで二番目に生活水準が安定している国であり、政治、労働の状態においては大陸で最高度の自由を保つ。(ウィキペディアより抜粋)




ムヒカ大統領のリオ会議スピーチ全文: (訳:打村明) 



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会場にお越しの政府や代表のみなさま、ありがとうございます。

ここに招待いただいたブラジルとディルマ・ルセフ大統領に感謝いたします。

私の前に、ここに立って演説した快きプレゼンテーターのみなさまにも感謝いたします。
国を代表する者同士、人類が必要であろう国同士の決議を議決しなければならない
素直な志をここで表現しているのだと思います。

しかし、頭の中にある厳しい疑問を声に出させてください。

午後からずっと話されていたことは持続可能な発展と世界の貧困をなくすことでした。
私たちの本音は何なのでしょうか?
現在の裕福な国々の発展と消費モデルを真似することでしょうか?
質問をさせてください:ドイツ人が一世帯で持つ車と同じ数の車を
インド人が持てばこの惑星はどうなるのでしょうか。
息するための酸素がどれくらい残るのでしょうか。



同じ質問を別の言い方ですると、
西洋の富裕社会が持つ同じ傲慢な消費を世界の70億~80億人の人ができるほどの
原料がこの地球にあるのでしょうか?可能ですか?
それとも別の議論をしなければならないのでしょうか?

なぜ私たちはこのような社会を作ってしまったのですか?

マーケットエコノミーの子供、資本主義の子供たち、

即ち私たちが間違いなくこの無限の消費と発展を求める社会を作って来たのです。
マーケット経済がマーケット社会を造り、このグローバリゼーションが
世界のあちこちまで原料を探し求める社会にしたのではないでしょうか。


私たちがグローバリゼーションをコントロールしていますか?
あるいはグローバリゼーションが私たちをコントロールしているのではないでしょうか?

このような残酷な競争で成り立つ消費主義社会で

「みんなの世界を良くしていこう」というような共存共栄な議論はできるのでしょうか?
どこまでが仲間でどこからがライバルなのですか?

このようなことを言うのはこのイベントの重要性を批判するためのものではありません。

その逆です。
我々の前に立つ巨大な危機問題は環境危機ではありません、
政治的な危機問題なのです。

現代に至っては、人類が作ったこの大きな勢力をコントロールしきれていません。

逆に、人類がこの消費社会にコントロールされているのです。
私たちは発展するために生まれてきているわけではありません。
幸せになるためにこの地球にやってきたのです。
人生は短いし、すぐ目の前を過ぎてしまいます。命よりも高価なものは存在しません。

ハイパー消費が世界を壊しているのにも関わらず、

高価な商品やライフスタイルのために人生を放り出しているのです。
消費が社会のモーターの世界では私たちは消費をひたすら早く多くしなくてはなりません。
消費が止まれば経済が麻痺し、
経済が麻痺すれば不況のお化けがみんなの前に現れるのです。

このハイパー消費を続けるためには商品の寿命を縮め、

できるだけ多く売らなければなりません。
ということは、10万時間持つ電球を作れるのに、
1000時間しか持たない電球しか売っては行けない社会にいるのです!


そんな長く持つ電球はマーケットに良くないので作ってはいけないのです。
人がもっと働くため、もっと売るために「使い捨ての社会」を続けなければならないのです。
悪循環の中にいるのにお気づきでしょうか。
これはまぎれも無く政治問題ですし、
この問題を別の解決の道に私たち首脳は世界を導かなければなりません。

石器時代に戻れとは言っていません。

マーケットをまたコントロールしなければならないと言っているのです。
私の謙虚な考え方では、これは政治問題です。

昔の賢明な方々、エピクレオ、セネカやアイマラ民族までこんなことを言っています
「貧乏なひととは、少ししかものを持っていない人ではなく、

無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ」

これはこの議論にとって文化的なキーポイントだと思います。

国の代表者としてリオ会議の決議や会合をそういう気持ちで参加しています。

私のスピーチの中には耳が痛くなるような言葉がけっこうあると思いますが、
みなさんには水源危機と環境危機が問題源でないことを分かってほしいのです。

根本的な問題は私たちが実行した社会モデルなのです。

そして、改めて見直さなければならないのは私たちの生活スタイルだということ。

私は環境資源に恵まれている小さな国の代表です。

私の国には300万人ほどの国民しかいません。
でも、1300万頭の世界でもっとも美味しい牛が私の国にはあります。
ヤギも800万から1000万頭ほどいます。
私の国は食べ物の輸出国です。こんな小さい国なのに領土の90%が資源豊富なのです。

働き者の我が国民は一生懸命8時間働きます。最近では6時間働く人が増えています。

しかし6時間労働の人は、その後もう一つの仕事をします。
なぜか?バイク、車、などのリポ払いやローンを支払わないといけないのです。
毎月2倍働き、ローンを払って行ったら、いつの間にか私のような老人になっているのです。
私と同じく、幸福な人生が目の前を一瞬で過ぎてしまいます。

そして自分にこんな質問を投げかけます:

これが人類の運命なのか?
私の言っていることはとてもシンプルなものですよ
発展は幸福の対抗にあってはいけないのです。
発展というものは人類の本当の幸福を目指さなければならないのです。
愛、人間関係、子供へのケア、友達を持つこと、必要最低限のものを持つこと。
幸福が私たちのもっとも大切な「もの」だからなのです。
環境のために戦うのであれば、
幸福が人類の一番大事な原料だということを忘れてはいけません。

ありがとうございました。

福島のお母さんたちのメーリングリスト内のメール紹介

福島のお母さんたちのメーリングリストで共有された文章です。
福島の現状が赤裸々に見えてきます。
今これを読んだからといって、何ができるというの?という方もいるでしょう。


しかし、この内容を、事実を、今全国のお母さんたちに同じ日本人として共有し、
再稼動が進めば明日はわが身ということを心して読んでいただきたい、
そう感じましたのでシェアさせていただきます。(途中省略あり)


文中に冊子から引用された文章がありますが、
なぜこれだけの大惨事が起きても再稼動に突き進むひとたちがいるのか・・・
そして今、私たちに課せられたミッションとは・・・


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◎◎◎◎です。

昨夜、投稿時間ギリギリでしたので、内容が途中で尻切れトンボになってしまいました。
続きを投稿します。


保養プログラムの情報をどのように広めていくか。本当に重要な問題です。

ネットから情報を取れる人は、福島県内ではごく少数であること。
保養の必要性を、行政が住民に伝えないこと。
市町村の広報紙で、毎月のように健康への被害は問題ない、
過敏な反応の方がストレスになるのでよくないと掲載していること

今の福島県内のレベルでは健康被害はないし、遺伝子への影響はないと、
福島市の産婦人科の医師が、「企画広告」という形で、シティ情報誌に掲載していること。
エイトス運動が、市民運動の中で始まったこと。

このような、様々な状況の中で、しかも、福島県内に残って実際に活動をしているメンバーが少ない中、
広めていくためには、本当にこのMLに関わってくださっている方の様々な協力が必要です。


◎◎さんがMLに報告を流してくださったように、
夏休み前に相談会を開催しました。
ネットで情報を取れない人のためにはチラシが効果的です。
しかし、地元では、その相談会のチラシをまくための人手がありません。
学校を通してまくのが一番いいと考えてお願いしました。
市町村によってまけないところもありました。
そう言うところでは、開催地周辺のところにだけ、新聞折込をしました。
マスコミはなかなか、取り上げてくれません。

その後、チラシを新聞折込しましたが、
全県に入れたので、200万円かかりました。予算に上げた金額の2倍です。

この金額を保養のための費用にあてたほうが、子どものためになるのではないかという
ジレンマの中での決断でした。
福島での情報格差を考えたとき、それでも新聞折込が必要でした。

避難できないのであれば、せめて保養に出してあげたい。
そういう思いを、行政側も理解して欲しいと思います。


そうしなければ、保養に行ける子どもは限られてきます。
情報の取れる人、お金に余裕のある人。
チェルノブイリでも、保養に出かけられたのは、
実は政府関係者の子どもたちがほとんどだった。という話をチェルノブイリからこられた方から聞きました。


今の福島も保養に参加している子どもは、裕福な層の子どもたちが多いなんてことになっているかも
しれないと思うこともあります。
もちろん、どの子どもも保養は必要ですからかまいませんが、
一度も保養に行っていない子どもたちを行かせてあげたいと思います。

学校行事とし、クラス単位、部活動単位での保養を進められるような仕組みが必ず必要です。
日本人はとにかく「学校は休んではいけないところ」
子どもたちは「部活動がいきがい、友達と一緒なら」と思っている人が圧倒的に多いのです。


逆に考えれば、行政が、学校が判断してくれさえすれば、簡単に実現するということです。
行政にどう働きかけて行けばいいのか、考えを出し合い、そのアイデアを共有し
皆さん一人ひとりが、実際に動いてくださることを希望します。


昨年小出裕章さんの演説会を開催したとき、
「小出さんのように、政府に発言出来る人に、
子どもたちを守るために原発を止めるようにどんどん発言してもらいたいです」という最後の質問がありました。


「自分は、40年間そのことを言い続けてきました。しかし、変わらなかった。
ここに来ている皆さん一人ひとりが行動しなければ変わらないのです。私一人の力ではできないのです。」
と小出さんは答えました。

まさにそのことを実践するために一人ひとりの行動が大切だと考えます。
活動の提案は、役員がするのではありません。
MLに入っているメンバー一人ひとりが提案者となって、いいと思うことは始めてください。
自分はこんなことを始めたら、こんないい結果が出たよ。こんな失敗もあったよ。
そんな、やり取りができたらいいと思います。

余談ですが、昨日読んでいた冊子にこんなことが書いてありました。
長くなりますが引用します。


地上に降りて2足歩行を始めた人類の祖先は、
やがて空いた2本の手を使って道具を作ることを覚え、
火を使い、火薬を発明して武器を作り、気がついたら地上でもっとも強い生き物になっていた。
もはや天敵に脅える必要はない。
でも天敵への恐怖や不安は遺伝子レベルで刷り込まれている。
不安や恐怖は消えない。敵が見当たらなければ見つけたくなる。
探して先に攻撃をしかけたくなる。だから人は武器を手に危険な敵を探す。
必死に探し求める。そして見つけた。
同族だ。
つまりちがうホモサピエンスの群れ(共同体)。
肌や目の色とか、奉る神とか言葉とか、何か少し違う共同体。
それが敵の位置にスライドする。


悲しいことに、今福島で起こっていることは、
この「遺伝子レベルに刷り込まれた」
「敵が見当たらなければ見つけたくなる」行動からきているのだと思いました。
戦争が終わっても、「仮想敵」を作り出し、核保有のために、
隠れ蓑として「核の平和利用」の名のもとに推進された「原発」が事故を起こし、
子どもたちの未来を脅かしているのです。


私たちは、この「遺伝子レベル」の問題と向き合っていかなければならないのだと、
覚悟を決めなければならないのです。


そして、私たちは「遺伝子レベルに刷り込まれた」もうひとつの大切な情報「子孫を残す」
という使命の元に集まりましょう。

せめて、私達は対立せずにお互いの違いを認め、
足りないところは補い合いましょう。
メンバー全員が、「子どもたちを守りたい」ということで集まっているのですから。

斯く言う私も、代表とは名ばかり、足りないことばかりです。
不足部分は助けてください。皆さんの一人ひとりの活動こそが大切です。
今日も、このメール打つのに2時間以上かかっています。
皆さんのように早く打てるようになりたいです。

先ほど、東北本線をSL蒸気機関車が通りました。
東北本線を走らせたのは何十年ぶりでしょうか?これも、復興イベントでしょうか?
私には、見えない放射能との戦いの場へと繰り出す、出発の汽笛に聞こえました。

2012年7月21日土曜日

福島の実情を知ってください。

目をそらさず、日常に流されず
この現実を受け止めてください。

フェイスブックでシェアされた情報です。
文章ごとUPいたします。
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官邸前デモにはいけないけど、せめてFBで福島の実情を伝えたい。
首から下げている赤い紐は外部被曝線量を計るためのフィルムバッチです。
フィルムバッチはその場で子供達が受けた被ばく線量を見ることはできません。
あとから届く結果を見て後悔したり、ほっとしたりするしかないんです。


アルタイムに被ばく線量を見ることが出来るなら
線量の高いところは避けて通ったりできるのに・・
・二本松の子供達はこのフィルムバッチをまるでお守りのように
首から下げて暮らしています。


原子力発電所近隣に住んでいる皆さん、立地しているみなさん、
再処理施設のある六ヶ所村と近隣のみなさん、
あなたたちは自分の身近な、自分の大切な小さな命が
自分の腕の中で傷ついていく日常を暮らす覚悟がありますか?


まぁ原発再稼動を求める人たちは僕のFBを見ないでしょうけど・・・
僕は再稼動を求める人たちを見続けて生きたいとおもいます。


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FB上でこの記事へのコメントです。ご本人に許可を得てUPしています。

切ない……
こんな小さな赤ちゃんがフィルムバッチを……。
しかも、線量は親にも見えない。


でも、知ることからはじめないと、と思います。
同じように小さな赤ちゃんをお持ちのお母さん、お父さん、
お孫さんのいるおじいちゃん、おばあちゃん、


そして、小さな赤ちゃんを守る立場にいる専門家のみなさん、
我が事として、福島のいまを感じることからはじめませんか。



(ちなみに、ベラルーシではUABになっていて、PCにつなげば
すぐに、その日の時間によっての線量と累積線量が見れるものもあります)







2012年7月20日金曜日

【お子さんに拡散】夏休みの自由課題にパブコメを出してみる?





2012年6月29日、18年後の2030年の日本のエネルギー政策について
政府が3つ選択肢を提示しました。
その選択肢への国民の意見を聞きたいと、意見箱を設けました。
その意見箱に入れるものがパブリックコメントです。

パブリックコメントは大人だけでなく、
日本語の書ける人なら誰でも提出することができます。

7月14日のNHKスぺシャルに出演した国家戦略大臣の古川氏は
視聴者の12歳の女の子からの意見が出たことを受け、
将来を担うお子さんにも分かるような資料をWEBサイトに、もりこんでいる。
子どもたちを含め様々な立場の人から意見を聞きたいといいました。

そして、3つの選択肢は考えをまとめる軸であり
3つの選択肢のどれかを選ぶというよりも、それぞれの意見を聞きたいそうです。





パブリックコメント提出先は


国家戦略室HP・政策のページ内の


から、記入ページへつながります。


★簡単に説明しますと・・・・


国家戦略室の特設ページ



その中にジュニア向けパンフレットが入っています。
(ダウンロードできます。)


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もう少し詳しく知りたい方は本ブログの

《大拡散》「エネルギー・環境に関する選択肢」に対するパブコメ募集

も参考にしてください。



2012年7月18日水曜日

26年目の訂正 「原発はいらない」 双葉町の標語考えた少年後悔


「原子力明るい未来のエネルギー」。
福島県双葉町の中心街の入り口に掲げられた看板の標語。
25年前、当時小学6年の大沼さん(36)が町のコ ンクールに応募し選ばれた。
大沼さんは、1年4カ月の避難生活で「脱原発」を確信した思いを伝えたいと、
今月15日、一時帰宅した際、自ら標語を「訂正」しました。


同じ時代を共有した同世代として胸が締め付けれらる思いです。(管理人)

詳しくは・・東京新聞web 2012年7月18日↓
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012071890071406.html