この報告を読むと抗酸化作用のある食品の摂取や、
フリーラジカルを生成しないような生活が必要だと改めて感じます。
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低レベル放射線に対して、野生動物は28年のうちに適応しつつあるのだというチェルノブイリ。
どうやら、適応の鍵は、抗酸化物質らしい。
放射性物質が強力な酸化作用をもつ、ということは当初から言われていたけれど、
わたしたちは、そこに注意して暮らしていく必要があるんだなと思う。
なるべくよけいな酸化物質を取りこまないようにするとか、抗酸化作用のあるものを取り入れるとか。
この報告によれば、それでも、抗酸化物質を作れない種は適応できずにいるらしい。
さて、チェルノブイリのように強制移住や選択的移住を保障されない日本で、ヒトという種は、ここからどうなっていくんだろう…という不安。自助努力だけじゃ、どうにもならないレベルってあると思うから。
背景:
生物は環境に適応・進化していくことで生息地を広げていく。ウクライナのチェルノブイリは、28年前の原子力発電所事故によってヒトがほとんど住まない土地となった。しかし野生生物は一見変わることなくその地に生息している。これらの生物は、どのように放射線に対抗しているのだろうか。
要約:
28年前、旧ソ連・現ウクライナのチェルノブイリにおいて歴史上最大の放射性事故が起こり、ほとんどの人々はその地から離れた。そして放射性物質が消えるまでは死の土地になると予測されたが、実際には現在は自然の楽園として多くの動植物が生息している。また科学者にとっては、低レベル放射線の動物への影響を研究するための大きな実験場となっている。
放射線は大きなエネルギーを持っているため生物にとっては害となる。
放射線を浴びた細胞は、活性酸素にも見られる反応性の高いフリーラジカル(自由電子)を生成し、
遺伝子などを傷つけやがて死に至る。
生物がこのような環境で生き残るには、抗酸化物質を多く生成しフリーラジカルを中和する必要がある。
この度パリ第11大学のIsmael Galván博士ら国際研究チームが、
チェルノブイリに生息する鳥類16種152羽を調べたところ、
そのうちの14種がより多くの抗酸化物質を体内に保持していることが分かった。
この結果は、野生動物が慢性的な放射線被曝に適応していることを示す初めての例となった。
16種のうち適応できていなかったのはシジュウカラとツバメの2種であった。
これらの種は、羽にピンクの色素であるフェオメラニンを多く生成している。
フェオメラニンの生成には大量の抗酸化物質が必要であるため、
フリーラジカルに対抗するための抗酸化物質を作る余裕がないのではないかと考えられるという。
ニュースソースはこちら・・
海外ニュースの森
ご参考までに・・抗酸化物質を多く含む食品(NEVERまとめ)
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