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2013年6月21日金曜日

ブックレビュー:『この国はなぜ被害者を守らないのか ー子ども被災と薬害エイズー』(PHP新書)

朝おきて子どもの寝顔に微笑み
また夜の寝顔に一日を振り返り癒されるお母さん・・・。
普通のお母さんたちとつながりたい。
3.11であらわになった、日本社会の歪を共有し、
小さい小さい声でもあげ続けていきたい・・・
そう思ってこのブログを更新しています。

育児に仕事に本当に時間がないですよね・・・。
でも、自分時間の空き時間に少しずつこんな本読んでもらえるといいのかなあなんて思いました・・・。
子どもを思う親の愛が、時代を変える原動力になりはしないかと考えるのです。

マスコミがこぞってだんまりしているなかでよくぞ出版してもらえたとおもいます。
貴重な一冊です。

-以下 著者 川田龍平さんより--------------

100万人に1人と言われていた、子どもの甲状腺がんが、
福島ですでに13人が発見され、15人に疑いがあると発表されました。

健康被害の問題は、福島の子どもたちだけの問題ではありません。
放射性物質は全国に拡散し、福島県以外の地域にも、
栃木県、宮城県、茨城県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、
神奈川県、静岡県、長野県など広範囲に降り注ぎ
風、川、水の流れによって、積もり、ホットスポットが点在ししています。

今も、福島第一原発から放射性物質は漏れ続けています。
海へ、空へ、地下水へ放出され続けています。
食品と、がれきの流通によって、全国へ拡散し続けています。

放射線による影響によるものかどうか、わかってからでは遅いのです。
まず、子どもたちの身体の中に放射性物質を取り込ませないようにすること。


大人、自治体、国が責任を持って行わなければならないことです。
子ども被災者支援法を動かして、子どもたちのいのちを守りましょう!

どうか、みなさん、力を貸してください!
この本にみなさんのできることが書いてあります。

どうかみなさん、この本を広めるために、よろしくお願いいたします。

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『この国はなぜ被害者を守らないのか ー子ども被災と薬害エイズー』(PHP新書)
「子ども被災者支援法」を知ってもらいたい。
子ども被災者支援法を動かして、子どものいのちを守りたい。
筆者の思いに、心を動かされた編集者によって、出版へと結びつきました。

http://www.amazon.co.jp/dp/4569813216/ref=pd_rhf_dp_p_t_1_WZC5

2013年6月14日金曜日

復興庁・水野参事官の「暴言の本質」と「子ども被災者支援法」について知ってください。

★そもそも子ども被災者支援法ってなに?

昨年6月21日に超党派の議員立法で成立した、「原発事故子ども・被災者支援法」。
放射能汚染された場所から「避難する人」も、「とどまる人」も、また避難先から「帰還する人」も、それぞれ平等に支援しようという画期的な法律です。

東京にもホットスポットがあります。避難者は全国に拡がっています。
この法律は福島の人たちだけでなく将来的に日本のこどもたちを救うことにつながる画期的な
法律なのです。

 しかし、1年以上たった今も、予算は1円もつかず、法律の適用範囲となる、支援対象地域すら決定していないのが実状です。この間、ずっと市民団体・弁護士・原発被災者の人たちが直接
霞ヶ関に出向き、声を上げ続けてきたのです。

永田町の議員会館で必死の想いで涙ながらに実情を訴える母子避難の方々や、交通費自腹で東北・北関東から要望書を手に復興庁に通った母たちの声、それを左翼呼ばわりした水野参事官、その態度、考えを許す空気が復興庁にはあったのでしょう。



支援法についてわかり易いチラシがもろもろUPされています。
http://shiminkaigi.jimdo.com/%E6%94%AF%E6%8F%B4%E6%B3%95%E3%81%A8%E3%81%AF/

支援法についてまとめてあるサイトです。
http://shiminkaigi.jimdo.com/


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復興庁の参事官のツイート問題の本質!!

「彼が何をやらかしたかではなく、何をしてこなかったか」


るほど!!支援法に関わってきた弁護士さんの意見!!

「少なくとも水野参事官の周辺(国会議員含む)には,水野参事官が被災者支援に関して呟いたようなことを許容する雰囲気があったのだと考えるのが自然。」



何が問題か? 
・水野参事官が何をしたかではなく,何をしなかったかが問われるべき。

ツイッターへの書き込みの内容は確かに不謹慎だし残念な内容だが,本質はそこではなく,
彼が「1年間基本方針を作らない」ことで「被災者・避難者の生活を追い詰める」ことに加担してきたこと。

だからこそ被災者,支援者の中から彼をかばう声が上がらない。
彼がしたことが問われているが,彼が何をしなかったのか,
そのことでどれだけ多くの被災者,避難者が追いつめられているのか。
そのことこそが本質的な問題だと私は考える。

・水野参事官個人を叩いても仕方ない。
気になったのは途中までは実名アカウントであり,彼自身も某国会議員と相互フォローなどとも書き,彼の職務を知っていると思われる人とのやりとりも記録されている点。
匿名で何を書いても自分を特定されないと思って書いたのではなく,半ば公然と,確信犯的に書いていたはず。 

・だとすれば,少なくとも水野参事官の周辺(国会議員含む)には,水野参事官が被災者支援に関して呟いたようなことを許容する雰囲気があったのだと考えるのが自然。

・つまり復興庁全体の空気として,子ども被災者支援法や,避難者の問題は,関わりたくない,見ないことにしようという空気があったのではないか。 


・その一つの表れが,法律成立から1年が経とうとしているのに,復興庁のウェブサイトの所管法令にいまだに子ども被災者支援法が書かれていないこと 

http://www.reconstruction.go.jp/topics/main-cat8/sub-cat8-1/ 




国・復興庁に求めることは・・・

水野氏個人に猛省を促すのではなく・・

今回の件を単なる個人の問題として処理するのではなく,復興庁全体の体質の問題として真剣に対処すべき。
① 支援法の担当部署を明確に設けるべき。法制チームのような暫定的な担当ではなく,「子ども被災者支援法実施課」のような明確な責任を伴ったポジションを設け,基本方針策定の期限設定をすること
(復興庁でそれができないなら,復興庁自体がいらない。各省内に分野別に設置すればよい。)


② 支援法の条文に謳われている通り,被災者・避難者・支援者を含めた支援法実施のための会議体を至急立ち上げ,公開の場で被災者,避難者支援の取組みを進めること






2013年6月11日火曜日

矢沢永吉が吠えた。「 原発関係者が誰もケツ拭かない国に明日があると思いますか?」


歌手の矢沢永吉氏が7月10日発売のローリングストーン日本版8

月号のインタヴューで,今の日本について語られたそうです。


中小企業の経営者の責任と母親の育児の責任って

似てる気がする。子どもになにかあったらケツをふくの

母親ですよね


-以下転載---------- 

「僕は中小企業の経営者が、いちばんまじめに生きてるんじゃな

いかと思う。大企業や国家が今いちばんヤバいのは、自分でケツ

を拭いていないってところ。 


誰かがどうにかしてくれるだろうとか、みんなで渡ったら怖くないと

かってことの成れの果てなんじゃないですか?

生き方も含めて全部そう。


何かがあったら、中小企業のウチなら、僕がケツ拭かなきゃいけ

ない。ここのところをもう一回、ひとりひとりのレベルまで持ってい

けたら日本に助かる道はあると思います。でもこれ、なかなか難

しいですよね。」


「今回の原発関係者全員、誰もケツ拭かない。みんなで渡ってる

からケツ拭かない。犯人がいないから。


これ、官僚がそういう仕組みを作ったのかもしれないけど、ケツを

拭かない国家に明日があると思いますか?


中小企業は本気です。なぜか?法律違反したら本気で潰されま

す。行政処分で潰される。金がなかったら、金をかき集めてこなけ

ればいけない。それができないなら首を吊らなければいけない。

中小企業は最後に自分でケツを拭かなければやっていけないん


です。それなのに国家、大企業、官僚、銀行はどうなってるんで

すか?」


矢沢永吉(ローリングストーン日本版8月号P35より)


http://blog.livedoor.jp/home_make-

toaru/archives/6399069.html



2013年6月8日土曜日

岩手県の子ども尿検査・9割からセシウム


岩手県が子どもの内部被ばくについて、尿に含まれる放射性物質を調査した結果、
132人のうち119人の尿から放射性セシウムが検出され、
最も値が高かったのは、尿1リットルあたり6ベクレル以上7ベクレル未満だったということです。

しかし、岩手県の専門家は、「健康への影響は極めて小さいと考えられる。
調査を継続する必要はないと考えられる」という結論を出しました。

詳しくは・・・
http://ameblo.jp/tagajyomiraie/entry-11181104138.htm

2013年6月7日金曜日

江戸川のウナギから基準超の放射性物質

ウナギから基準超セシウム 研究者通報、都県は調査せず

【朝日新聞デジタルより 2013.0607】 
東京都千葉県の県境を流れる江戸川で釣り人が取ったウナギから国の基準を超す放射性セシウムが検出されたとする研究者の調査結果について、3月末ごろ把握した都と千葉県が、独自調査や情報の公表を先送りしていたことがわかった。両都県は「漁業でなく流通しないので調査しなかった」と説明している。
 調査したのは近畿大の山崎秀夫教授(環境解析学)。東京都葛飾区自営業女性(47)が3月9日に釣ったウナギから、国の基準値(1キロあたり100ベクレル)を上回る147・5ベクレルの放射性セシウムが検出された。ゲルマニウム半導体検出器で調べた。女性は、報道で江戸川下流にセシウムがたまっていると知り、山崎教授へ送ったという。
 公的調査の裏付けや、他の魚種への影響を調べる必要性を考えた山崎教授は3月末、水産庁へ通報。同庁は都と千葉県へ知らせたが、両都県は16日までに調査をしていない。

2013年6月6日木曜日

★6.2原発さよなら集会での落合恵子さんスピーチ


南海トラフの巨大地震をはじめとして、近いうちに巨大な地震がやってくると、
連日のようにメディアは私たちに報道しています。
その巨大地震と原発の存在がなぜ別個に語られる国なんでしょう?

ハリケーンだってそうです。
テロが怖いというならば、原発の存在そのものを問いかけるところから始めればいいじゃないですか。

この国は"相変わらずの国策"をそのまま続けています。まるで3.11など無かったかのように。

だから私たちは忘れない。
だから私たちは心に刻みます。

防衛費を増やしながら、福祉を削りながら、事前の防災ばかり呼びかけながら、原発はそのまま。

だから、もっとたびたび私たちは抗議をしましょう。もっとたびたび声を荒げていきましょう。

原子力発電はもとよりです。
この国を覆い尽くす"原発的な体質と構造"を破壊するまで変わらない国なのです。

福島の人々の苦しみを放置したまま、トルコに原発を売り
さらにインドをはじめとして海外の国々を訪れているこの国の"死の商人"と"死の輸出"を

私たちは容認することは、決して決して、できません。

2万人以上の人々が、家に、故郷に帰る事が出来ず、福島にいらっしゃる。

その事からも目をそらす"薄っぺらなおがくずみたいな内閣"に私たちは、なにも、何も共感するものはありません。

心からの怒りと理不尽に対する許し難い思いを込めて、ここにもう一度約束をしましょう。

私たちは福島と繋がります。
私たちは全ての原発立地の、沢山いらっしゃっていますが、人々と繋がっています。

憲法が保障した生存権。基本的人権。主権在民。福島の人々にありますか!?

奪っておいて、「よくも よくも」という気持ちがあります。
私たちの痛み、そこから始めていきましょう。

中略

たとえば、反原発と憲法改悪阻止の二つのテーマだけで、もっと柔らかく結び付く事は可能な筈なのです。

違っていいのです。
他の部分は違っていたって良いじゃないですか。

私たちはある地方に、そこに暮らす人々に、

命と安全と安心に対する犠牲を強いたまま生きてきた痛みと反省がとても強くあります。

だからこそ、だからこそ結び付きたいのです。

「人」あっての発展です。
「子どもの未来」あっての繁栄です。

「開発」という名の「発展」という名の拝金、お金お拝む
「拝金」という名の堕落と破壊とまやかしの繁栄にもう一度私たちはまっすぐに、別れを告げていきましょう。

そしてこの鎖から私たち自身を解き放つことができるのは
やっぱり一人一人の私たち自身であるという誇りをもう一度、素手で握りしめていきましょう。

私は私に問いかけます。
準備は出来てるかい?「何があろうと、どんなハメ方があろうと、私は私を売らないぞ!」
この約束を一人一人が自分としていくことが大切だと思います。

私たちには権力はありません。
福島第一原発事故の後、私はずーっと対峙してきた権力が欲しいと心から思いました。
「そしたら子どもを家族を学校を地域社会をそのまま別のところに移転させることも出来るのに」と。

でも私たちには権力はありません。それに対抗するものがなにか?といえば、

私たちには愛する者たちがいるということ。
誕生前の命も含め、血の縁だけではなく、私たち自身の共感と友情がここにあるということです。

あの人たちが欲得で結び付くのなら、私たちはもう一度、痛みへの想像力と共感で結びつこうじゃありませんか。